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スクリーニング方法

妊娠11-13週でのスクリーニング

妊娠11-13週にPEをスクリーニングする目的は、アスピリン内服により早産期PEを60%以上予防できる群を同定することである。

母体因子、平均血圧、子宮動脈PI、PLGFを組み合わせることで、34週より前のPEを約90%、37週より前のPEを75%、37週以降のPEを45%検出できる(スクリーニング陽性率10%をしたとき)。

  • PAPP-AとsFLT-1の情報を追加しても、より優れたスクリーニング検査とはならない。

アスピリン投与の有効性が期待されるPEハイリスク群を同定する従来の方法は、母体因子によるものである。イギリスのThe National Institute for Health and Clinical Excellence (NICE) は、母体背景と病歴からなる10項目を元にハイリスク群を同定することを推奨している。この方法では、早産期PEを約40%、正産期PEを35%しか同定できない。The American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG) は、2回以上のPE既往のある妊婦と、PEによる34週未満の早産歴のある妊婦に対してアスピリン投与を推奨しているが、この方法では、早産期PEを5%、正産期PEを2%しか同定できない。